製品紹介

有人用大型マルチコプター
はじめに

 この有人用大型マルチコプター Flying Chairを作ったことがきっかけで、車いす用の体重計を作るなどものづくりに関わるようになり、NPO法人 ウェル・クラフトの設立につながっていきました。







有人用大型マルチコプター Flying Chair

 障害者でも自分の操縦で空を飛んで目的地に移動できる究極のバリアフリーな移動手段を目指して製作しました。
 2013年夏頃より開発を始め、2014年9月には浮上試験に成功しました。
 Stage1 試作機の組み立て
 Stage2 ローターの駆動テスト
 Stage3 浮上試験 Part.1
 その後、徳島大学三輪准教授、空飛ぶクルマを開発中のCARTIVATORと三者で開発を進めることになりました。
 2015年10月15日 徳島大学での浮上試験(四国放送生中継)
 その後、Flying Chairは徳島大学から愛知県豊田市のCARTIVATORの拠点に移送され試験が続けられました。
 2017 年9月17日 CARTIVATOR拠点にて@
 2017 年9月17日 CARTIVATOR拠点にてA
 現在はCARTIVATORが中心になり、日本の空飛ぶクルマの開発が進められています。
 CARTIVATOR ホームページ

車いす用体重計
はじめに

 健康を維持するために体重計はなくてはならないものですが、市販の車いす用体重計は価格が高いため個人で所有するのは困難で す。そこで市販の家庭用デジタル体重計を利用して、これまでの「高い」「重い」「かさばる」というイメージを、「安い」「軽い」 「ばらせる」と一新したタイプの車いす用体重計の製作を始めました。
 ただ、体重計など計量のための計器は計量法の関係で、製造するためには事業者として届け出たり様々な検査をする必要がありま す。そのためNPO法人ウェル・クラフトとして、その届け出をして製造・検査ができるように準備しているところではありますが、 資金や検査態勢が不十分なため正式な商品として販売するまでにはもうしばらくかかりそうです。そこで今は、依頼があった場合、依 頼者の要望に応じて市販の体重計を車いすで測定できるように加工するという形を取っています。
 市販のデジタル体重計のセンサー・基盤・液晶などをそのまま部品として利用しているので、市販品と同程度の精度がありますが、 同時に同程度の誤差も生じてしまいます。また、元々検定品ではないため、取引・証明や健康診断書に使用することはできません。製 作を依頼される場合はその点をご理解された上でよろしくお願いします。
 なお、製作にあたっては、材料費と加工等にかかる費用を製作費としています。ご不明な点や希望等ありましたら、お気軽に問い合 わせてください。よろしくお願いします。

※製作費は体重計本体とスロープに必要な材料費、加工に必要な工賃や工具に関する費用等を合わせた加工費の合計になっています。
※オプションには加工費を含めています。
※オプションは必要な場合に申し込んでください。
※体重計はまだ開発途中であるため、仕様が変更されることがあります。最新の仕様をよく確認してください。
※宅急便で送る場合には別途送料がかかります。



スタンダードタイプ WS-02S

【特徴】
●載せ台がパイン集成材で丈夫に作られてます。
●大型で丈夫なため、安定・安心して測定できます。
●180kgまで測定可能です。
●のると自動的に電源が入り測定を開始します。
●測定後自動的に電源が切れるオートパワーオフ機能。
●常時据え置いて多数の方が利用する施設や事業所での利用に適しています。
※汚れが目立たないよう柿渋やペンキでの塗装を推奨します。

【仕様】
 品名・品番 車いす用体重計スタンダードタイプ WS-02S
 重量    約7.0kg
 使用体重計 Accuweight 体重計デジタル AW-BS001BS
 最大計量  180kg
 最小表示  0.1kg
 電源    3V CR2032 リチウムバッテリー
 載せ台   パイン集成材(アルミL字アングル・フラットバーで補強)
       サイズ 縦70cm〜90cm 横60cm〜80cm
       (5cm単位でオーダー可能)
 スロープ  シンエイテクノ『タッチスロープ』 幅80cm 高さ3.0cm
【製作費】
 21,526円
 (材料費 8,068円、加工費 11,300円、スロープ 2,158円)
【オプション】
 載せ台柿渋塗装  2,167円
 載せ台ペンキ塗装 2,527円
 持ち手取付     564円
 スロープなし   -2,158円
※消費税込、変動があります。



コンパクトタイプ WS-02C

【特徴】
●載せ台が塗装コンパネでコンパクトに作られてます。
●軽いため壁に立てかけて収納できます。
●150kgまで測定可能です。
●のると自動的に電源が入り測定を開始します。
●測定後自動的に電源が切れるオートパワーオフ機能。
●小さいスペースに常設したい場合や、測定時以外は収納しておきたい家庭での利用に適しています。
●部品や加工を少なくすることで、製作費を抑えています。

【仕様】
 品名・品番 車いす用体重計コンパクトタイプ WS-02C
 重量    約3.3kg
 使用体重計 DRETEC ボディスケール『グラッセ』ブラック BS-159BK
 最大計量  150kg
 最小表示  0.1kg
 電源    3V 単4乾電池×2個使用
 載せ台   塗装コンパネ
       サイズ 縦55cm〜70cm 横55cm〜70cm
       (1cm単位でオーダー可能)
 スロープ  シンエイテクノ『タッチスロープ』 幅80cm 高さ3.0cm
【製作費】
 12,596円
 (材料費 4,538円、加工費 5,900円、スロープ 2,158円)
【オプション】
 載せ台ペンキ塗装 2,527円
 持ち手取付     564円
 スロープなし   -2,158円
※消費税込、変動があります。

車いす用レインコート
はじめに

 市販されている車いす用レインコートはたくさんありますが、車いすの形状や体型などでどうしてもしっくりこない場合がありま す。 そのような方のためにオーダーメイドのレインコートを製作しています。 希望の形状や生地・色を決めていただき、採寸した後、縫製しています。
 オーダーメイドで製作するため、生地・採寸・型紙・仮縫い・縫製・防水テープなどの費用がかかり、製作費は1万円からになりま す。 袖を付けたり、大型の物になると、その分製作費も上がってきます。依頼があればまず見積書を作りますのでよろしくお願いします。
 ただ、縫製作業をほとんどボランティアに近い形で行っていることもあり、縫製作業を継続して引き受けていただける方が少なく、 縫製作業に大変時間がかかってしまう現状があります。 縫製作業をしていただける方を募集していますので、こちらの方もご協力よろしくお願いします。

袖なしタイプ

 現在資料作成中

袖付きタイプ

 現在資料作成中

大型車いすタイプ

 現在資料作成中

携帯用手動運転装置
はじめに

 代車やレンタカーのように短期間の利用に必要な、低価格の携帯用手動運転装置の製作依頼から開発を始めました。
 市販されている物は10万円以上と高価であったので、できるだけ価格を抑えながら、それでも安全で使いやすい物になるよう試行 錯誤を繰り返し、やっと満足がいく物ができあがりました。
 固定式のように長期間設置し続ける必要のない、代車・レンタカー・試乗車・海外旅行など短期間の使用に活用できる、取り付け・ 取り外し・調節が簡単にできる携帯用手動運転装置です。





携帯用手動運転装置 DS-02 Type-W・L・S

【特徴】
●介護用の杖や建築金物など市販品を利用することで材料費を抑えています。
●工具なしで取り付け・取り外しが可能です。
●もし取り付けねじが緩んでも、クランプが外れないようセイフティフックが付いています。
●ブレーキペダルより左側にバーがないため左足に干渉しません。
●車種に応じて調節が可能です。
●簡易ブレーキロックが取り付け可能です。(オプション)
●グリップ形状や色を市販の杖(太身タイプ、杖先19mm)から選択することが可能です。(差額が発生します、後からの交換も可 能です)

【仕様】
 品名・品番 Dステッキ DS-02 Type-W・L・S
 重量    約1.7kg(本体のみ)
 ステッキ  ナカバヤシ RQS-S101BK(グリップ、ブレーキパイプ用)
       ナカバヤシ RQS-E101BK(ブレーキ・アクセルパイプ用)
【製作費】
 27,509円〜
 (材料費 13,509円、加工調整費 14,000円〜)
【オプション】
 収納ケース     1,318円
 工具セット      495円
 簡易ブレーキロック 1,917円
 予備部品セット    783円
 送料        1,369円
※消費税込、変動があります。

 詳しい内容はカタログ取扱説明書をお読みください。
 また、手動運転装置によるアクセルやブレーキの操作や組立、収納の様子を動画で紹介しています。
 操作の様子
 組立の様子
 収納の様子

車いす電動化ユニット
はじめに

 手動車いすを電動車いすにするための、バランススクーターを使った低価格の車いす電動化ユニットです。介助の方が楽になるよ う、電動で動かすタイプもあります。


Ver.1


Ver.2


Ver.3


Ver.4


Ver.5


Ver.6

当事者操作型電動化ユニット

 バランススクーターを使って手動車いすを電動車いすにするための電動化ユニットです。
 ハンドルについては、固定して横に振るシェイクハンドル、自転車やバイクのように捻るツイストハンドル、2本で操作するツイン ハンドルなどいろいろ試しています。
 京都府警によると速度や大きさや形状が基準を満たしていれば、公道での走行も可能ということでした。
 そこで、これまで使用してきた一般的なバランススクーターから、最高速度5km/hの子ども用のバランススクーターを新たに使 用して公道での走行試験を進めています。

 走行試験の様子
  Ver.1
 2017年09月01日-1
 2017年09月01日-2
  Ver.2
 2017年10月24日-1
 2017年10月24日-2
 2017年10月24日-3
 2017年10月24日-4
 2017年10月24日-5
 2017年10月24日-6
  Ver.3
 2018年01月30日
 2018年03月25日
  Ver.4
 2018年11月15日-1
 2018年11月15日-2
  Ver.5
 2018年12月26日
  Ver.6
 2019年01月11日







介助者操作型電動化ユニット(バランススクータータイプ)

 バランススクーターが手動車いすを後から押すようにした電動化ユニットです。
 介助の方が手動車いすを力で押す必要がなくなり楽に移動できます。
 電動車いすが支給されない重度の障害者の方でも車いすでの移動の介助が楽になれば、外出の機会が増えることも期待されます。
 現時点では京都府警によると特区などで認められない限り公道での走行は無理だそうですが、公園や施設内など公道以外であれば使 用して良いということでした。
 そこでの走行試験を進めながら、規制緩和を目指し、まずは特区で認められるようにしていきたいです。
 介助者操作型電動化ユニット(バランスス クータータイプ)紹介ビデオ

 走行試験の様子
 2018年05月18日
 2018年11月15日-1
 2018年11月15日-2
 2018年11月15日-3
 2018年11月15日-4



介助者操作型電動化ユニット(電動スケボータイプ)

 電動スケボーが手動車いすを後から押すようにした電動化ユニットです。
 介助の方が手動車いすを力で押す必要がなくなり楽に移動できます。
 電動車いすが支給されない重度の障害者の方でも車いすでの移動の介助が楽になれば、外出の機会が増えることも期待されます。
 現時点では京都府警によると特区などで認められない限り公道での走行は無理だそうですが、公園や施設内など公道以外であれば使 用して良いということでした。
 そこでの走行試験を進めながら、規制緩和を目指し、まずは特区で認められるようにしていきたいです。
 介助者操作型電動化ユニット(電動スケボー タイプ)紹介ビデオ

 走行試験の様子
 2019年09月06日-1
 2019年09月06日-2
 2019年09月06日-3
 2019年09月06日-4

車いす用ドライブレコーダー
はじめに

 最近、車いすでの移動中に、車が接触したり、人がぶつかってきたり、暴言を吐かれたり、窓口での対応が悪かったりと、いろい ろなトラブルを聞くようになりました。
 そういった場面を記録として残すことができるよう、車いす用のドライブレコーダーを製作しました。







車いす用ドライブレコーダー WDR−01

【特徴】
●カメラ用のクランプ・アームに市販のドライブレコーダーとモバイルバッテリーをセットし、車いすに取り付けられるようにしたも のです。
●モバイルバッテリーを接続することで、連続15時間稼働可能です。
●アームを折り畳んで使用することもできます。

【仕様】
 品名・品番 車いす用モバイルドラレコ WDR-01
 重量    約700g
 ドラレコ  TOGUARD CE680
 バッテリー 内蔵 200mAh
       外部 Anker PowerCore 5000 5000mAh
       満充電で連続15時間稼働可能
 メディア  microSDカード(32G以下、付属していません)
 記録時間  1080PフルHD撮影で約90分(ループ撮影、容量16G)
【製作費】
 10,000円
【オプション】
 microSDカード(32G)699円〜
 急速充電器 978円〜
※消費税込、変動があります。

 録画映像の静止画


 録画映像の動画
 2018年03月28日-1
 2018年03月28日-2

その他の製作物
はじめに

 他にも依頼に応じて可能な限り製作に取り組んでいます。
 それらの一部を紹介します。



杖ホルダー

 歩行器に杖が固定できる物を希望されていた方に、以前に購入していた自転車、バイク用のLEDライト・クランプホルダーを取 り付けてみました。
 しっかり固定できました。
【製作費】
 850円



車いす用簡易テーブル

 同じデイサービスを利用されている方から、カバンを置けるテーブルの製作依頼がありました。
 100均で売られているワイヤーネット(約51cm×26cm、1枚では弱いので2枚重ねに)、ジョイントラックポール (47cm)、面ファスナー配線ベルト固定リング付きと結束バンドで作ってみました。
【製作費】
 1,000円

駐車許可証入れ

 支援中にバイクを駐車したときに使う駐車許可書を入れるケースです。
 アクリル板はネット注文で加工もしてもらったため、組み立て作業がほとんどでした。
【製作費】
 約5,000円





シャワーヘッド用自助具

 熱可塑性樹脂で作った物が劣化してきたので、100均で見つけたフックを加工してタッピングビスでねじ止めしてみました。
 しっかり固定され使い勝手も良いです。
 しかし、問い合わせたところこの製品は製造中止になっていました。
 いろいろ加工して使えそうな商品なだけに残念です。
【製作費】
 1,900円

作業について


工房の様子

 NPO法人なごみの1階を工房としてお借りしています。約25m2 ほどのスペースに様々な工具や作業台があります。
 トイレや駐車場(要予約)もあります。

作業の様子

【内容】
@ 木工・金工作業(車いす用体重計・携帯用手動運転装置などの製作)
A 縫製作業(車いすユーザーのレインコートなど使いやすい製品の製作)
B 購入・運搬作業(ホームセンターなどでの材料の購入や運搬)
C 障害者の支援(移動や作業などでの支援)
 安全に気をつけながら、それぞれの方のできる作業を行っています。安心してお気軽に活動に参加してください。
【活動日時】
 火・金11:00〜15:30 水13:00〜15:30
 自宅で作業が可能な方はいつでも構いません。